先輩からのメッセージ



FVR/多読 について経験をした学生が、皆さんのためにメッセージを書いてくれました。




北岡容子 さん


私は、この夏学期(注:4月中旬から7月中旬)、毎週ILP(注:集中英語講座)の授業を6時間(注:6こまの意味:つまり9時間)と多読の授業を2時間(注:2こまのことで、つまり3時間)を聴講しました。 私は、聴講生だったので、全ての(集中英語の)授業に参加したわけではないのですが、ILPのネイティブの先生の授業では、エッセイの書き方や熟語などを学びました。そして、他の受講生の積極的な態度を見て、私にも積極性がめばえ、話す力がついたと思います。また、先生は、日常会話をしてくださるので、聞くことに対する疲労が軽減され、クラスの緊張も和らぎ学びやすかったです。多読の授業でのストーリーテリングではお話を聞いて想像力や語彙力を伸ばせました。何度か同じ話を聞くことがありましたが、そのときは、自分が代わりに話すときの事を考え、要点や文法に気を使いました。 家庭学習の自主的な多読については、最初は簡単な本を週に50ページくらい読み、徐々にレベルを上げ、週に150ページくらい読みました。結果、夏学期は(4月から7月までの間)、1300ページくらい読み、読解力が伸びました。 それ以外には、テレビや映画、音楽なども利用し、TOEFLテストが近づくと、参考書を解きました。 英語の勉強は、それぐらいです。 これらの学習は、楽しかったです。毎日忙しかったですが、充実していました。それゆえに、勉強を続けることができ、学力の向上が図れたと思います。だから、先生方には本当に感謝しています。 (おわり)



北岡さんのメッセージの中で注意して欲しい点は、「他の受講生の積極的な態度を見て、私にも積極性がめばえ、」、「疲労が軽減され、クラスの緊張も和らぎ、」「最初は簡単な本を、」「徐々にレベルを上げ、週に150ページくらい読みました」、「これらの学習は楽しかったです」という点です。一緒に学習している仲間が好きで、授業が楽しく、分かる英語を聴いたり読んだりしました。


次の猿渡さんのケースは驚きました。12週間で、447点から490点にあがったのですが、学習内容を聞いてみると、猿渡さんの読書量は700ページだったそうです。しかも、多読授業には週に1回しか参加しなかったということです。大学で英語を専攻していますので、他の英語の授業にも出席していたそうです。どういう学習をしていたのか、報告してくれました。



猿渡裕美子 さん


多読の授業を受けて


私は多読の授業を受けるまで英語の本どころか日本語の本さえ読む習慣がありませんでした。だから多読の授業を受けようか迷っていた時、とても自分に読めるのかが不安でした。今までも何度も読もうとしてみましたが、途中で意味が分からなくなるとすぐ読むのをやめていました。しかし、多読の授業を受けて本を読むようになってから読書が少しずつ楽しくなり、習慣にはまだなっていませんがそれに近い状態になってきています。多分それは自分にあったレベルで難しくない本を読み続けたからだと思います。それ以上に自分の興味のある分野の物語を読むのがとても大事だと思います。自分の興味のあるシリーズを読むと、少々単語の意味が分からなくても興味があるおかげで自分であれこれ推測できるからです。それを続けると読まなければいけないという意識から抜け出すことができ、自分からどんどん読んでいこうという気持ちが大きくなると思います。実際私もそうなりました。単語のリストを見ているだけでもなかなか覚えられないので、本を読むことによって知らない単語がでてきたらそれを書き出してノートにすると印象深くなり頭に入りやすいと思います。私はこの授業を受けた学期の終わりにTOEFLというテストを受けました。Readingのセクションの点がかなり上がっていたのにすごく驚きました。そのテストを受けた時、はっきり言って手応えはなかったのですが、多読を始めたので読解力がついたのかなぁと思っています。読み続けることによって自然と読解力がついてくるのは確かだと思います。一冊や二冊読んだだけでも力はつかないと思うのでとにかくたくさん読むことが大切です。でも難しいと感じるなら、他の本を探してそれを読むべきだと思います。読んでいる時にはあまり読解力がついているかどうかは目には見えませんが、テストなどに必ず結果はあらわれると思います。 (おわり)



次は、夏休みの間、1300ページ読んだ、U Sato君を紹介します。彼は、英語でメッセージを書いてくれました。日本語と同じように、英語がすらすらと出てくるようになったのに違いありません。夏休み中に読んだ本は、以下の通りです。


  1. Tell me Your Dream by Sidney Sheldon,

  2. Summer Sisters by Judy Blume,

  3. Lovely Bone by Alice Sebold, and

  4. Harry Potter by J. K. Rowling


そのほかにも、U君は以下の本もその前に読んでいます。


  1. Desert Flower by Waris Dirie

  2. Sand of Time by Sidney Sheldon

  3. The Alchemist by Paulo Coelho



U Sato 君


When I found out about the Double Degree Program between my school (International Buddhist University in Osaka, Japan) and the University of the Sunshine Coast (USC) in Australia, I had a strong desire to participate in the Double Degree Program. The thought of going to a university in Australia and study there made me very excited. But, I realized that I needed to be better in English, so I decided to study English. It was in April of 2002.

At first I started with vocabulary cards I made. I made 3000 cards – one side English and the other side Japanese. I could have fun with it, because I made a game out of learning new words. I believed that it was important to know many words. But, I stopped doing it after I memorized some words. Then I tried doing some work books – some exercise books on reading, grammar, listening, idioms, and more vocabulary. But, I couldn't keep doing the books, because it was not fun to do many exercise questions.


Then my teacher told me that I could improve my English skills by just reading many easy books. How simple, I thought. It seemed different, but I didn't doubt it. I decided to learn English with this method, and I decided to keep reading.

I started reading very easy books. Although the beginning level books were supposed to be easy, some of those easy books were difficult, because I knew little about some of the contents of the books. I think that one should read easy books, but if he wants to read a difficult book, he should read a book about which he already knows a little.


Three months after I started the ER program at IBU, which was in the summer of 2002, I bought a paperback at a bookstore. It was one of the books written by Sydney Sheldon. Since that summer, I have been reading books searched by myself or recommended by my ER teacher and friends in the ER class.

I really wish to tell you that I’m happy that I met many good books. Some of them were great books. I learned English by reading books. Not only I learned English, those great books taught me important things about myself. I am happy about reading and do appreciate great books.

When I first started this reading program, sometimes I felt tired, or thought that reading books were difficult. Maybe I was thinking that reading was studying. But, now, reading books is part of my life. I read because I want to read. I am a changed man after taking this program, because I had never read that much even in my native tongue, Japanese before I started this reading program.



以下は 15年くらい前の在学生です。A さんは、どのようにして、わからない単語の処理をしたか、彼女の工夫を説明してくれています。当時はまだ理解できる読書を大量にするという習得方法が中心という授業は大変珍しいでした。それで、Bさんは後輩にこの機会を十分に利用するようにと忠告しています。



2回生  Aさん


私はよく電車などで多読の本を読みます。いつも本を読む時はコンパクトサイズの辞書と小さなメモ用紙(本に貼ったり取ったりできるもの)を持ち歩いています。物語を読んでいると、理解できない単語が山のように出てくる時があります。その時には、まず本文に関係の深い重要な単語のみをメモ用紙に書き取っておきます。そして、その本文を読んでいて、どうしても内容のつじつまがあわない時や、何回も出てくる単語を辞書でひきます。ただひくだけでなく、その単語の同意語反対語、あるいは、熟語をノートに書き取っておくと、すごく役に立つのです。後々見直したときに分かりやすいのです。単語力がつきます。辞書を使えば使うほど、多くのことを知ることができて、とても良いと思います。自分が使いやすい、持ち運びのよい辞書であれば、どこへでも持って行けて、便利です。

多読はすればするほど身につき、難しい文やありとあらゆるものが読めるようになります。英語で書かれたいろいろな雑誌や新聞も、楽しくすばやく読めるし、そのうち辞書など必要でなくなるような気がします。例えば、短大に入った頃、600語レベル(約12ページ)の本を読むのに約40分くらいかかっていたけれど、約一年経った今では、1600語レベルの本(約50ー70ページ)を60ー80分で読めるようになりました。

いちいち、理解できない単語をメモに書いたり、辞書で調べたりすることは、面倒かもしれませんが、こういう努力をしていくうちに、知らなかった単語を、私は覚えることができました。今、がんばれば、きっと苦労が報われるとおもいます。読めば読むほど、本の登場人物の行動や言動から人生に対する様々な知識、あるいは、物事のよりよい考え方を学びとれ、これから私たちが人生を切り開いて行く上での、手助けになると思います。だから、これからも、私は多読を頑張ります。


2回生 Bさん


多読授業について、それは英語の本を読むのだと聞いた時、初めに頭に浮かんだことは、中学高校の時の長文のことでした。私は長文読解が苦手で嫌いでした。だから、私には英語の本を読むことなんて、無理だと思いました。中学の時は英語が一番苦手の教科で、今英語科に入学したことなど信じられないほど、英語能力がなかったのです。不安なことばかり頭に浮かんで、自分の中では絶望的でした。そんなことを考えながら多読の授業が始まり、絵に助けられながら読み、少しは不安がとれました。最初は自分が読んだことのある童話が多く、絵も多かったということもあり、読めました。そんな時1600語や2200語の本をさらっと見て、こんなのはなかなか読めないだろうと、またがっかりしました。1600語レベルは2セメスターの課題であり、不安でした。しかし、すこしずつ、自分のペースでやっているうちに、11001600レベルへと進んでいっていました。なんとなくこつをつかみかけてきましたが、1セメスターのテストが終わって、2セメスターの授業が始まるまでの一ヵ月間、私は何も読まなかったのです。そして、2セメスターの授業がはじまり、16002200語レベルの本を読んでみたら、なかなか進まなかったのです。私は思いました。勉強にしても、なんにしても、定期的にやっていればなんてことないことも、間を開けると、やる気が出ず、能力もにぶるのだということを。改めて考え直し、先生が言われていたように、1600語レベルなら週に3冊それ以上なら2冊と心に決め、始めました。最初の1、2週間は慣れなかったけれど、それからはスムースに進み、苦にならず、というより、1セメスターの時よりも、急に楽しくなりました。皆さんはこれを読んでも疑いをもつかもしれませんが、本当に楽しいのです。生活の合間に暇のあるときは、読むようになりました。最初に16002200語の本を見て、とても読めないだろうと思っていた自分を思いだし、「本当に読めるようになるものなのだな」と思います。しかし、安心してはいけません。こつこつ、決まったペースできちんと読んでいないと、上のレベルになったときつまずくからです。


私の英語能力でも、こつこつやっていれば、読めるようになったのだから、最初はつらいかもしれませんが、やっただけ能力がつき、やらなかったら、それだけの能力で、伸びないと思ってやれば、一番だと思います。


そして、後、重要なことの一つには、自分にあった方法を見つけることです。読んでいく中で、見つかると思います。友達にどんな方法でやっているのか聞いてみて参考にするのもいいでしょう。ただし、それが自分に合わなければ、またほかの方法を見つけるのです。わたしの方法は、分からない単語があっても、なるだけ辞書をひかないのです。辞書にたよる癖をつけないようにしています。前後の意味でなんとなく分かる単語も多いのですが、どうしても気になる単語は読みながら、紙にさっと書いて、読み終わってから、ひいてノートに書くのです。そうすれば、納得でき、知っている単語の数も増えます。 


多読の授業に力を入れてやっている学校は少ないと思います。私たちは恵まれています。私が他の大学の友人に話すと、とても羨ましがられます。やってみたくても、そういう設備のない大学も多いのです。多読の授業はほとんどの中学や高校ではなかったと思います。ということは、最初の時点では、皆同じレベルなので、心配するより、進んで、こつこつ読むようにしてほしいとおもいます。「明日読もう」とか思わずに、「今日読もう」と思って下さい。定期的にこつこつやることが大切です。(おわり)






Messages from Former Students

卒業生からのメッセージ




短大英語科の卒業生で、四天王寺国際仏教大学(IBU)に編入し、4回生の時に上級英語を履修して、IBU卒業後、アメリカオレゴン州アッシュランドにある南オレゴン州立大学で、コンピューターを専攻したMHさんです。MH さんは20036月に科学学士の称号をもらって帰国しました。英語科卒業生の中で初めて、自然科学系の学部に編入し卒業した最初の卒業生だと思います。MHさんからのメッセージです。



. H. さん 


「英語を日本語に訳さずに読む」ということは、アメリカに留学した時に大変役立ちました。日本では理系科目とは無縁の学生生活を送っていましたが、アメリカではコンピューターサイエンスを専攻しました。理系の学科とはいえ、教科書の量は半端ではありません。先生達は「来週までに50ページ読んできなさい。」と簡単に言います。4科目受講している時は200ページにもなります。その上、ラボの課題まであります。私は「多読」を学んだおかげで、この読み物の時間を短縮できたと思います。全ての単語を辞書で調べて精読していたのでは、課題をこなすことはできなかったと思います。「多読」は楽しみながら、英語を母国語にする方々に近いスピードと読解力がつきます。また、「多読」をすることよって、相手に自分の言いたいことが通じる「最低限」の文法力・構文力がつきます。後は映画など自分が楽しめることから英語をたくさん聞き、その内容を英語で誰かに語ればさらに英語力が向上すると思います。(おわり)



藤岡理栄さんは、短大在学中は、本当に真面目は学生でした。素直に、言われたとおりに本もたくさん読んでくれました。短大卒業後は、他大学へ編入して、そこで学士号を取得した後、アメリカへ留学しました。その大学を卒業して帰国し、日本で大学院に入学し、英文学で修士号を取得しました。



藤岡理栄 さん  1998年卒業


私は中学で英語を習い始めて、英語は好きな教科でしたが得意な教科ではありませんでした。高校の時でも、学校での中間・期末テストでは高得点をとれましたが、実力テストでは全くだめでした。 短大に入り、初めて多読の授業を受けた時は本当に英語の本を読めるのかどうか不安でした。 最初の頃は一番低いレベルの本でも読むスピードは他の人より遅く、理解もできていたかどうかわかりません。 しかし、内容を知りたいと思う一心で本を読んでいるうちに読むスピードも上がり、本の内容も理解できるようになりました。 二年目には海外研修もあり本屋で百冊くらい本を買って二年目の授業ではその買ってきた本を読んでいました。 TEOICも入学時より300点あがり、英検2級、国連英検B級を取得しました。大学編入試験でも長文問題が苦にならず解けたのも多読のおかげです。編入後も多読を続け英検準一級も取得することができました。アメリカの短大では教養学科だったので地質学、天文学、人類学、社会学、心理学などのさまざまな授業を取り、授業で使う厚い本以外に課題で本を読まされましたが、全く苦痛にならず、卒業時にはGPA3.3で卒業証書以外に‘Dean's Honorable Mention List’というCertificationも、もらう事ができました。 IBUに入学し、メイソン先生の多読の授業を受けていなかったら、このような事はなかったと思います。私にとってIBUですごした二年間は本当に貴重なものでした。現在、大学院で文学を勉強しているのも多読を通して文学のすばらしさに出会えたからです。(おわり)



細川朋子さんも、英語科の先輩です。1994年にIBU短大英語科を卒業しました。卒業後、銀行に就職したのですが、興味をもった福祉をアメリカで学びたいと、ニューヨーク州立大学へ行きました。学士号を取得して卒業し、2003年夏に帰国しました。現在はアメリカ領事館で働いています。



細川朋子 さん  1994年卒業


ずっと行きたかったアメリカ留学を実現させたのは、就職して6年が経ってからのことでした。それまで6年間学生生活から遠ざかっていた私にとって、アメリカでの大学生活はかなり厳しいものがありました。TOEFLが低かった為に、最初は英会話学校から始まり、それでもなかなかついていけずに他の学生が簡単にこなしている宿題も、かなり時間をかけてやっていたのを憶えています。大学の授業を受けるようになってからは、英会話学校とは比べ物にならないほど膨大なREADINGの量で、睡眠時間を削って読んでも、読んでも間に合わないほどでした。しかし最初は時間がかかっていたそれも慣れてくると少しずつですが早く読めるようになり、やはり継続することがとても大切であることに気付きました。そして読むスピードが早くなるということだけでなく、READINGをすることによって新しい単語や熟語等を自然と覚えることができましたし、最初はわからなった単語も推測して読めるようになりました。教科書がしっかり読めるようになると、授業やテストに対して戸惑うこともなくなり、更に成績も上がればそれが自信にも繋がります。入学時にはTOEFL500点以下だった私も、“Honor of Magna Cum Laude”というGPA3.7以上の学生が授与されるHonorを頂いて卒業することができました。やはり読む事は英語力を向上させる原点だと思います。そう考えてみると短大時代の多読の授業は、英語力を向上させる為に大変適した授業だと言えることができます。留学を考えている人だけでなく、就職を考えている人も今後英語力は必要となってくるはずです。色々な本が揃っている多読のクラスで楽しみながら本を読むことは、英語力を向上させる最初のステップだと思います。(おわり)



社会人の小谷さんは卒業して社会にでると、英語がどのように必要になってくるかを説明してくれました。



小谷理重子 さん 1995年卒業


実社会で現在どのくらいの英語力が必要になってきているか・・・それは私がIBUを卒業して8年でかなり変わってきたと思います。IBU卒業後、ワーキングホリデーでニュージーランドとオーストラリアへ行き(本当は留学をしたかったのですが、予算、働いてみたいという点を考慮して)、日本へ帰って小さな輸入会社で働きました。今から6年くらい前ですが、その時点でTOEIC 600点があれば「おぉ!すごい」という様な感じだったと思います。私は今年の8月末まで派遣社員として働いていましたが、現在 英語を使って働きたいという場合TOEIC 700点以上は当たり前という現状です。

しかしながら!本当の英語というものは点数では決められないものだと思っています。なぜなら私が最終に受けたTOEICの点数は恥ずかしながら665点でした。それなのに私がしてきた仕事は全てといってよいほど英語に携わってきたものばかりだったからです。そして最近まで働いていた一部上場企業では海外に支店がたくさんあった為、社内での共通語は英語であり外国人も同じフロアでたくさん働いていました。もちろん社内の人が全員TOEICを受けて良い点数をとっていたとは思いませんが、仕事だからやらなくてはならないという使命感から話していたのだと思います。要はなんでもやる気、積極性だと思います。

だからといって勉強しなくても良いのだ。とは思わないで下さい!なぜなら皆さんは今、とっても良い環境にいているのだから。TOEIC400点で社会に出るより500点や600点で出た方がチャンスの量も増えるものです。「点数は関係ないと言ったじゃないか」と怒られそうですが、私の点数はお話した様にあまり良くなかったので社会に出てからの苦労は点数が良かった人に比べると多かったと思います。だから皆さんにお話したいと思いました。

私にとって多読は英語の本を楽しく読んで趣味になり身になる素敵な授業だと思っています。将来、母親になって子供を一月12,000円の英会話学校に行かせなくてすむかもしれません?最後に私なりのアドバイスを一つ。映画の本を読むなら先に映画を観てからの方が良いと思います。なぜなら読み終わって映画を見るとつまらないし、本でわからない単語がでてきたら見終わった後に推測しやすかったからです。Good Luck!!



緒方美弥子 さん 1986年卒業


15年以上前に受けた「多読」の授業、正直言って今の私の英語力 (一応、毎日英語を使って仕事をしています) にどのくらい役立っているのかわかりません。 私の経験から語学には継続が一番大切なように思います。しかしながら、継続には最初のきっかけが必要です。多読の授業は私に間違いなくそのきっかけを与えてくれました。初めてイギリスのサッカーを題材にしたショートストーリーを英語で読み終えたときの興奮は、今でも良く覚えています。当時、今ほどサッカーはメジャーなスポーツではなく、本に書いてあったイギリス人のサッカーに対する熱意、スダジアムでの乱闘など、すべてが新鮮に思われました。またそれ以上に大事なこと、自分は外国人の書いた本を原語でこれからも読むことが出来る、という小さな自信を持てたことでした。短大の英語科に進むまでたいして英語に興味も無かった私にとってこれはちょっとした出来事でした。

さて、現在わたしは船会社で働いています。 毎日の電子メールでの世界各地の取引先とのやりのとりの中で、英語の読み書きは日常的に行っていますが、英語の本を読む機会は少ないです。しかし、最近インターネットで洋書が簡単に手に入ることを発見し少しずつ読みはじめ、翻訳されたものと原書では、ずいぶん物語のイメージが違うという新たな発見をしました。

15年前も今も、紅子先生の「多読」に対する熱心さにはいつも驚かされます。先生の話を聞いているとあまりの熱心さに、1人の人間をここまで夢中にさせる多読ってすごいと話の内容そっちのけで思ってしまいます(先生、ごめんなさい)。最後に、「多読」は苦しんで受ける授業ではなく楽しんで学ぶ授業であって欲しいと思います。本来、読書は楽しいもので、それは英語であっても日本語であっても同じだと思います。(おわり)



緒方さんは「多読が英語を好きになるきっかけだった」と話してくれました。小谷さんも、緒方さんも「多読を楽しめ」と言っています。緒方さんは、多読プログラムの最初の卒業生です。




授業中に読書をする学生